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「Hatena Engineer Seminar #6 〜インフラ編〜 @ Tokyo」 に行ってきたので今更レポートを書いた

これなに?

去る 8月31日(水)にはてな東京オフィスで行われた、「Hatena Engineer Seminar #6 〜インフラ編〜 @ Tokyo」に行ってきました。 定員60名に対して応募300超えという恐ろしい倍率の中、弊社のインフラチームの方々を押しのけて行ってきたような感じに…

資料などはガッツリ公開されているので、そちらを読んでもらったほうが分かりやすい気もしますが、 話を聞きながら色々メモっていたので、一応レポートを公開します。

参考資料はこちら。

http://developer.hatenastaff.com/entry/2016/09/02/170000

参考資料を読むのが一番分かりやすく、メモもスライドの内容とそんなに違わないので、 ここには概要だけざっくり書くことにしました。

Session 1 「はてなのログ運用これまでとこれから」

https://speakerdeck.com/tatsuru/hatena-engineer-seminar-number-6

はてなのインフラ全体、ログの収集、保存、可視化などについてのお話。

はてなのインフラは標準的、素朴な構成になっているらしい。 集めているログもアクセスログ、アプリの動作ログなどの一般的なもの。

個人的にはLTSV、BigQuery、fluentd、Embulkなどなど、 仕事で関わっている技術が多く出てきて、聞いていて楽しかったです(小並感)

Session 2 「はてなのサーバプロビジョニングについて」

https://speakerdeck.com/hagihala/hatena-engineer-seminar-number-6

プロビジョニング = * 「長旅に向けて食料などの確保をすること」 *

この発表もまた、仕事で出てくる Capistrano とか Consul とか Chef とかが出てきて楽しかった。 (Capistranoとか、オーケストレーションレイヤーの話は出てこなかったけど)

AWS一本かとおもいきや専用サーバも使用しているという話だった。 使い方にもよるけど、クラウドより安く使えたり、 ラック管理やネットワーク設計、故障したハードの交換などを全部アウトソース出来たりと、 クラウドよりコストを抑えつつ、DCの柔軟性、自由度を活かしたような運用ができるとのこと。

chef(chef-solo)を使っているが、chef-solo が DEPRECATED なので…という悩みとか、 社内的に別のツール使いたいなぁ、という感じの風当たりを感じているらしい。 あと単純にChef難しい。

AMIの話もスライドがあったようだが、時間の都合でカットされた。

Session 3 「MySQL運用とらぶるすとーり〜2

https://speakerdeck.com/ichirin2501/mysql-troubleshooting-story

^3 だったけど時間の都合で ^2 にしたとかなんとか

^2 という名の通り、MySQLに関する2つのエピソードの紹介だった。

1つは「テーブルの行数制限を目にした話」。

MySQL-4.0.27ってところで参加者が笑っててあんまりピンときてなかったけど、 最新版が5.7、4.0出たのが2003年3月ってのを見てOh…ってなった。

データベースの最大行数が 232=4294967295 行、行数を拡張するオプションが付与されてない様子。 とりあえず延命したけどこのままだと余命一ヶ月、さぁどうする…?という状況。

古いシステムから新しいシステムへの更新も容易ではなさそうで、 時々システムを見なおして新しくするの大事だなぁと思いました(こなみ

Session 4 LT 「アプリケーションエンジニアからみたはてなのインフラの話」

https://speakerdeck.com/kga/hatena-engineer-seminar-number-6

はてなにおける Dev Ops 的な取り組みの話。 アプリケーションエンジニアとインフラエンジニア、あるいはインフラそのものとの関わり。

基本的にどんな情報もオープン、社内の人間なら誰でもアクセスができる。 質問しようと思えばできるし、聞かなくてもマサカリが飛んで来ることもある。

お互いを尊重し、職種ごとの得意分野をカバーしながら開発運用しているとのこと。

質問しやすい空気、情報のオープン化もさることながら、 アプリエンジニアでも積極的にインフラに関わりに行く姿勢がいいなと思いました。

弊社も質問とかしやすい空気を大事にしてるからか、色々と共感できる内容だった印象。

Session 5 LT 「東京にいながら仕事のほとんどを京都のエンジニアと一緒にしている私のリモートワークの話」

https://speakerdeck.com/dekokun/hatena-engineer-seminar-number-6

はてなで「唯一」東京勤務Opsチームの方の話。 リモートワークというと在宅勤務を考えがちだったけど、会社内でもリモートワークという概念があるか…という気付き。

リモートワークだと雑談ができない、しにくいという悩みがやっぱり大きいのかな。 雑談が出来ないと気軽なコミュニケーションが取れない=コミュニケーションの機会が減る、と。

実際に行われている取り組みとして、定番のSlackの活用、日報などが挙げられていたが、 個人的には「音声通話」を大事にしているのかな、と思った。 例えば終業15分前に Slack Call を使って日報書きながら雑談、とか、 Google Hangout を活用しやすいように会議室に設備が整えてあったり、とか。

Slackや日報は弊社でもやってるけど、この辺りの音声通話系は弊社ではない、 リモートワークが行われている会社ならではの取り組みなのかなぁと思ったりした。

Session 6 LT 「セールスエンジニアとして今後身につけていきたい技術」

http://www.slideshare.net/aknow3373/ss-65575268?ref=http://developer.hatenastaff.com/entry/2016/09/02/170000

お待たせしました a-know 氏。 はてなのセールスエンジニアとしてどんな仕事をしているのかの紹介でした。

主な業務は以下の様なものだそうです(入社1ヶ月時点)。

  • ハンズオンセミナーの開催
  • プリセールス
  • テクニカルサポート

なお、書いてませんが全部 Mackerel に関するものです。

実際の業務内容はスライドを見てもらったほうがいいと思うので割愛します。

個人で運用しているサーバも使ってお客様の環境を再現、テクニカルサポート、検証を行っていて、 その個人サーバの構成はChefで管理、CI回してdeppbotも入れ、挙句の果てに ログは fluentd で BigQuery に…と 流石 a-know 氏、全力だ…というのをひしひしと感じました。

色々思ったり考えたりすることはありましたが、一回弊社にもセールスエンジニアとして、 更なる Mackerel の活用法を伝授しに来てほしいなぁと思いました。